先日クロスバイクを試乗してみましたが、今一つほしいという思いが湧きませんでした。
泥除けや籠がなく、後ろに彼女も乗せれません。
ママチャリは買い物やゆっくり気楽に走るのには向いていますが、今一つスピードはでません。
また急な坂道も苦手です。
ママチャリの利点とクロスバイクの利点を兼ね合わせたチャリンコがないものか。
そこで改造することにしました。
クランクギヤ36を3枚ギア48-38-28 に取り換えました。
これでクロスバイクのスピードにやや近づいたかな?
部品 8030円
SHIMANO ALTUS FC-M311 クランクセット シルバー ガードあり 170mm 48-38-28T EFCM311C888CS ¥ 2,659
SHIMANO BB-UN26 ボトムブラケット 68x12 2.5mm EBBUN26B23X ¥ 1,120
SHIMANO(シマノ) FD-M311-6 [EFDM311X6] ALTUS フロントディレイラー Down Swing Dual Pull チェーンステーアングル66度-69度 ¥ 1,271
SHIMANO(シマノ) CN-HG40 [ICNHG40116L] 116リンク ¥ 1,054
SHIMANO(シマノ) 変速機 グリップシフト ワイヤーツキ 3段 左用 SL-RS35-L ¥ 980
SHIMANO(シマノ) SUS シフトインナーケーブル [Y60098911] 2100mm×φ1.2mm ¥ 513
ALLIGATOR(アリゲーター) シフト用アウターケーブル Φ4×2000mm LY-166UD ブラック ¥ 440
工具 4765円
GIZA(ギザ) BT-15A チェーンカッター TOL17100 ¥ 1,200
シマノ (SHIMANO) TL-FC10 コッタレスクランク専用工具 ¥ 1,635
BIKE HAND (バイクハンド) YC-156A ペダルレンチ ¥ 1,050
E-tool(イーツール) BB抜き BT-11 ¥ 880
合計12795円也。
う、う、う、ママチャリが買えるではないか。
今回いろいろ部品を調べましたが安いチャリンコはそれなりの部品であることが判明しました。
しかしそれなりの部品と高級部品で機能的にどれほど差があるのか判らいので、なるべくコストパフォーマンスに優れた部品を選定。
いや、安く仕上げたかっただけです。
作業開始
1.ペダルを取り外す
ペダル専用工具で簡単に外せると思ったがこれがなんと固いこと。なぜか左ペダルは逆ねじだった。どうも緩まないためのようだ。
2.クランクを取り外す
クランク専用工具で簡単に外せた。工具の威力はすごい。
ボトムブラケット、ここからは未知の世界だ。
左側のリングとワンは簡単に外れた。
右のリングが外れなない。なぜこんなに硬いのか、錆で硬いなら左側も同じはず、おかしい。
ねじ山を指でなぞると、あれあれこっちも逆ねじだ。
右に回すと取れた。
さてボトムブラケットを外そうとBB抜きを?
え、違うじゃないの。
BB抜きが合いません、やはりメイドインチャイナだな。
代用する工具を考えなくてはと工具箱を物色。
2枚のヤスリをBBサイズに合わせてモンキーで回すと、おお、抜けた。
4.新しいボトムブラケットの取り付け
BB抜きを使って簡単に取り付けできた。
5.クランク取り付け
クランクをはめて、あれボルトがない。
ない、ボルトがない。
つぶした包装箱をまた広げ確認すると、お、出てきました。
捨てなくてよかった。
ボルトを締め付け取り付け完了
5.フロントディレイラー取り付け
これが問題だった。
ママチャリ特有の形状が問題を起こした。
前乗りができる様にトップチューブ(上管)が下がってついています。
取り付けバンドが、管の溶接部にあたるのです。
これは削るしかない。
しかしこのバンドは硬たそうだ、金属だ。
やすりでギーコギーコ。結構時間がかかかかった。
時間だけはたくさんあるので問題はないが取り付けに小一時間要した。
6.チェーン取り換え
チェーンを切断し新しいチェーンに取り換える
ここでの専用工具が威力を発揮した。超簡単だ。
長さが問題だな、現物合わせだ。
以前より1つ増やすとちょうどいい感じだな。
7.アウターケーブ受け
こんな部品がいるとは想定外だ。
先端を固定しなくては、ワイヤーは引けません、すなわち変速できないのです。
さてどうするか。作るしかありません。
試行錯誤の結果、塩ビ水道配管パイプを使うことにしました。
片方にワイヤー通る小さな穴をあけ、反対にアウターカーブルが通る穴をあける。
一見パイプにアウターケーブルが刺さっている様な形となります。
これでアウター受けはできましたが、どう取り付けるか思案しました。
結局簡単に結束バンドで固定
それだけではずれるので縦方向に一本パイプで補強。
ちょうどT字型になっています。
結束バンドの寿命はさほど長くないので、2~3年で結束バンドは交換した方が安全かもしれません。
出来てしまえば簡単だすが、思いつくまで結構時間がかかりましたね。
時間はたくさんあるので問題ありませんが、小一時間かかりました。
しかし強度的には問題があるので、遠出は心配です。
8.コントローラ取り付け
グリップシフトタイプなので今のハンドルグリップを外さなくては付けれません。
このハンドルグリップを抜くのが大変
新品を付けるなら切ってしまえば問題ないが、再利用となると手間だ。
お湯をかけて柔らかくして、空気入れで空気を吹き込み、お、少し動いた。結構時間がかかった。
時間だけはたくさんあるので問題ないが、グリップ外しに小一時間要した。
アウターケーブルを車体に這わして長さを決め切断。
ワイヤーを通しグリップシフト、アウターケーブルを取り付け。
ハンドルグリップをカットして取り付け。
9.調整
どうしても最大クロスにかけると、どこかでチェーンがこすれる音がする。
やはり無理があるのか。
いやこんなもんだろう。
ママチャリらしさを残した超軽快車。
歩道をゆっくり走っても原住民のようで違和感がない。
ある程度のスピードが出るので車道走行が可能。
これで籠や泥除けを外ずせばクロスバイクに見えるけど、やっぱりママチャリの機能は維持したいですね。
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