2014年11月10日月曜日

松井山手から信楽まで 湯船の峠超え

2014/11/5

走行時間5:26 走行距離110km 平均速度20.1km/h 最速36.4km/h
自宅発9:03 帰宅15:43

今日の天気予報は晴れ曇り。
やや不安があるが、よし行ってみよう。

信楽には一度チャリンコで行ってみたいと思っていた。
私がさほどチャリンコに興味がなくてまだ若かった頃、職場の私よりやや年配の方が、チャリンコで信楽まで行くと言っていたのを覚えている。
あのダンプが行きかう307号線を走るなんてすごいと感心したものだ。

私の心の底にあった信楽までチャリンコで行きたいという思いが、FB友の軽く信楽まで行ってきたという話を受けて、ふつふつとこみあげてきたのであります。

京田辺から信楽までのルートは地図で確認すると3つあります。
京田辺から307号線を信楽まで行くルート。
このルートは距離が短いけれどダンプが多くて危険だ。
井手町から府道321号線で和束に抜けて信楽までのルート。
府道321号線はすごい峠がありそうなので避けたい。
加茂から府道5号線で和束を抜けて信楽までのルート。
県境の峠一つだけなので他のルートよりやさしそうだ。
決まりだな。

木津川自転車道を泉大橋方面に走り、府道47号線で加茂駅まで行き左折。
163号線を渡り府道5号線に入り和束方面に走り出す。
ここからいよいよ上り坂だ。
この坂を20kmほど漕ぐのか、体力を調整して漕がないと途中でダウンするかもしれない。
まあ、今回は限界が来れば帰ることにしているので大丈夫だ。

和束交差点角のコンビニで飲料水の補給。
店の前に数人屯っています。
スポーツサイクリストではなさそうで、一見チャリンダーのようだ。
チャリンコには泥除けが付いてありフロントバックを付けている。
ランドナーだな。


やや年配の方がチャリンコの講釈をしている。
軽く会釈をして、お店に入りポカリを購入。
お店から出るとまだ講釈をしている。
その講釈を聞き飽きていそうな方に声をかけた。
今から信楽に行くそうだ
私はこの道が初めてなので、坂がきついかと尋ねると、たいした坂ではないよと軽く言う。
お先に行きますが、走りが遅いので抜かしていってくださいと話して出発。

しかし抜かれるのはいささか辛い。
先は長いとしりながら、ついついペダルに力が入るのです。
しばらく進むと、はたと気付きこのままでは潰れてしまう。
マイペースに戻さなくては。
景色を眺められる範囲で漕ぐことにしよう。
山々の所々に色付いた木々が綺麗だ。
水鳥が川で泳いでいる。
水をかく足影が川底に映っています。
川のせせらぎ、綺麗な水だ。

立ち止まり写真を撮っているとロードが抜かしていった。
追いかけるが、無理だ。
足がつってきた。

景色を眺めマイペースで走っていると、又もやロードが抜かしていった。
これはけた違いに速い。
ここは上りなのに何でそんなに速く漕げるの?
追いかける気も起きなかった。
この坂道で追いかけることは無謀だ。


あの4人組はまだコンビニの前で、話込んでいるのでしょうか?
追いついてきません。
彼らのペースと私のペースはよく似ているのでしょう。

峠近くに差し掛かると一際目立つ紅葉が目に入ってきた。
バイクツーリングおじさんも車を止めて写真を撮っている。


ここは写真に収めなくてはいけません。
景色が綺麗だから立ち止まり写真を撮るのか、休憩したいから写真を撮っているのかわからない時がありますが、とにかくパシャ。



少し上り湯船森林公園の入り口に来たがゲートが閉まっています。
マウンテンバイクコースのラインが張ってある。
なんだこりゃ。
ここで休憩しようと思っていたのに、予定が狂うではありませんか。
仕方ない、進むとしよう。


少し坂を上ると県境の標識が見えます。
ここが峠だ、その向こうは下りだ!
思ったより楽に着いた。


峠を超えて下りだす、ああ楽ちんだ。
ちと長い下りだな、帰りはこれを上るのかえ?

307号線を横切り旧道に入る。
静かな田舎の風景だ。




町の中心部に入ると遊歩道も煉瓦敷で、何となく観光地を装っているが人影は少ない。
ちと寂れているようだな。


まずは駅まで行ってみよう。
信楽は時々来ているが駅に行ったことはない
307号線から駅方面の標識に従って入っていくと、突き当りに駅舎が見える。
11月29日にようやく通常運行を開始されるそうです。




信楽は昔から狸ばっかしだな。
駅前にも大きな狸が立っています。
駅前でトイレ休憩。
もうお昼だ。
どこかコンビニで食糧調達。


おにぎり買って、さて何処で食べようか?
陶芸の森あたりでゆっくり休憩しましょう。
307号線を少し上って陶芸の森入り口に。
角のお店が静かだ。
なんと閉店している。
以前、車で来た時もなんだかひっそりしていたが、やっぱりね。
たぬきに頼りすぎたのだろう。

最後に坂だ、結構きついな。



展示館前のベンチに腰掛け紅葉眺めて昼食。
持参した果物とおにぎり。
動物性たんぱく質がないので何となく精がつかないな。
せめてカツサンドにしたほうがよかったかも。

さてそろそろ出発しようと準備していると、車が一台上がってきた。
車からやや高齢の婦人が二人展示館に入って行き、運転していた前期高齢者ぐらいの方が煙草に火を付けながらこちらにやってきた。
軽く会釈をすると、なかなかいいとこですね。
自転車ですか?
と声をかけられる。
松阪から来たそうだ。
京田辺から来たと言ってもあまり驚かない。
どうもこちらの土地勘が無いらしい。
ここまで55kmと走行メーターを見ながら話すと、ふ~ん。
2時間ぐらいですか?
このおっさんチャリンコ乗ったことないな。
田んぼのあぜ道、くわ担いで乗るぐらいでしょう。
いや、若かりしころロードでぶっ飛ばしていたのかもしれない。
しかし、そうは見えない。




早く帰らないと日が暮れてしまうので、と言いながら出発の準備をする。
そう最近暮れるのが早いねと話を合わしてくる。
きっと町内で自治会の役員などしていて、面倒見がいい人なのだろう。
気を付けてと別れの挨拶いただいて出発だ。

帰りは来た道を戻るので気が楽だ。
市内は歩道が整備されていてやや車道が狭いので、しばらく歩道を走ることにする。
しかし路面がやや傷んどりますな。
焼き物の町だけあって、歩道はタイル張りだ。
そのタイル所々が浮いていて、ガタゴトガタゴト。
ゆっくり走りなさいの合図かも。
307号線を戻り府道5号線の交差点を左折。


府道5号線に入り県境の峠を越えると和束まではほとんど下り。
なんと、この時間にすれ違うチャリンコも結構いますね。
何処まで行くのか帰るのか?

カーブで膨らんだ時に後ろから車に追い抜かれ、おっと・と・と。
びっくりしたなもう。
こりゃいかん、スピード押さえて走らにゃ死んでしまう。
用心用心。事故用心。

漕がずに乗っているだけも疲れます。
首、肩、こりこりだ。
和束の交差点、信号待ちでストレッチ。

加茂を抜けて木津川自転車道に入るともう帰ってきた気分だな、泉大橋近くの東屋で休憩。
だれもいませんね。


休憩すると足にどっと疲れが出てきて、もう漕げません。
いやまだ1時間漕がねばと 最後の力を振り絞り走り出す。
大住の坂を上り切り何とか帰宅。

なんと心地良い疲労感。
でもやや疲れたな。


5秒インターバルで撮影した写真を映像にしました。