2014年11月15日土曜日

大正池経由、井手町から和束町までボタリング

2014/11/11

走行時間3:09  走行距離55.89km  平均速度17.7km/h  最速38.6km/h  
出発12:33 帰宅16:49 所用時間4:16

今日も朝から快晴だ。
坂が苦手な私にとって、よく走るのは自転車道か河川敷。
新しい所を走りたい。
しかし日本地図を見るとほとんど山。
山が多いぞ日本は。
どこに行くのも峠を越えなくてはなりません。
 ”峠を越えないと新天地は見つからないのか。”
そんな大層な話ではないのですが、気になっていた峠があります。
先日FB友が軽く超えていった話をしていた。
井手町から和束町に抜ける府道321号線。
この道はグーグルのストリートビューにも出てきません。
車が往来できるのになぜだろう。
撮影用の車が上れないほどの急勾配なのかもしれない。

挑戦だ。


木津川自転車道から三山木玉水橋を渡り井手町に。
24号線を渡り玉水川の右岸を上って府道321号線に。



いよいよ坂道だ。
川沿いを上っていく
すぐに山深い様相だな。
所々で工事をしている。
今年の大雨で被害を受けたみたいだ。
ガードマンが交通整理をしている。
笛を吹いてブルを止め、早く行くようにと旗を振る。
そんな無茶は言わないで、この上り、どうして早く漕げましょう。
ブルを止めないで、私を止めてくださいよ。
少しは休憩できるのに。


必死のバッチに踏み込んで何とか通り抜けるが、エネルーギーを使い果たしてしまった。
お・お・この景色、写真撮影を口実に休息だ。
しかしこんな近くに自然が一杯だ。
話には聞いていたが本当に田舎だ。



これではサルも出るだろう。
クマが出てもおかしくないほど山深い、でも出た話は聞かないな。
静かだ。
時々すれ違う車の音、せせらぎの音、風の音、息切れしている呼吸音、ドキン・ドキン・と胸打つ鼓動。
これで健康にいいのだろうか?

走り出そうとするとマウンテンバイクが上がってきた。
若者だ。
余裕で上って行くではないか。


ついて行こうとするが、距離が縮まらない。
無理をするとまた息切れる。
マイペースでいこう。
マイペースが遅すぎるのか、しばらく走ると今度はロードバイクが抜かしていく。
このバイクさほど早くない、十分ついていける。
男装しているが体型は女性だな?。


ロードバイクは大正池を通り過ぎて上って行った。
休憩はしないのか、只者ではないな、いや私がひ弱なのだけかもしれない。
ここで休憩を予定していたので池の方に入ると、何だこの坂、止まりそうだ。


大正池グリーンパークで休憩。
ベンチに腰掛け池を眺めながら休憩。
やっぱり静かだ、水鳥の鳴き声が山中に響いている。
生きてる証に家に電話すると、なんと圏外だ。
そんなに山深いの?。
のんびりと15分ほど休憩してしまった。


まだ峠までは少しありそうだ。
出発だ。
しばらく緩い坂が続き景色を見ながら上っていく。
和束の標識が出て来た時、もう峠はすぐに思えた。
思えただけだった。


和束に入ると雑木林から杉林になり、いや檜かもしれないが両側植林の中を上っていく。
道路は木陰となりひんやりしているが、徐々に坂が急になってくる。
景色が変わらないで坂がなおこたえる。
だんだん呼吸が荒くなる。
だめだ。
一段ギアを落として走り出す。
左手奥の、木の隙間から道らしきものが見えてきた。
まだあるの?
ヘアピンカーブを曲がるとまだまだ続くよ上り坂。
またギアを一段下げるが、これ以上は下がらない。
なんだ坂こんな坂・・・。
お、峠だ。
息が切れているのに、この満足感はなんだろう。
休息。



峠を少し下った所から視界が急に広がり、和束の町並や遠くは奈良の連山が一望できるのです。
なんと近所にこんな景色があったのか。


道の両脇にはお茶畑が点在していて趣がありますね!。


坂を下ると徐々に傾斜ががきつくなりブレーキシューがすり減ってなくなりそうだ。
後ろに重心置かないと前転しそうです。
怖くてスピード出せません。


府道5号線の交差点を右折して加茂方面に走る。
緩やかな下りなので軽く漕ぐだけで進みます。
快適だ。
163号線をこえて木津川を渡り、府道47号線で泉大橋。
そこから木津川自転車に入り自宅まで。


今回の峠越えではっきりしたことが一つあります。
乗鞍は無理だ。