2014年5月5日月曜日

走ってみたかった宮崎日南海岸

2014/4/23.24.25  走行距離199.1km
宮崎走行距離 85km

ひょんな事から話が始まり、とんとん拍子で事が決定。
おっさん二人連れの宮崎鵜戸神社までのサイクルツアー。
相棒はひょんなことで知り合った堺のmail友。
出港時刻は南港かもめフェリーターミナル発18:45。
待ち合わせ時刻は受付開始の17:00。
南港までは57km。
逆算すると何時に出ればいいのだろう。
大体の時間は読めるが何が起こるかわからない、少し早い目に行くことにして大阪城あたりで時間調整をすることにした。
10時35分自宅出発。
少し早ようだが遅れるよりいいだろう。
ボタリングで行けはちょうどいいかも。
VAAMを飲んで出発だ。

舟橋川沿いから淀川河川敷に出るいつもものコース。
淀川河川敷は見晴らしもよく快適に走れて気持ちがいい。
釣り竿片手のママチャリや、リュックを背負ったクロスバイク、完全武装のロードバイク。それぞれマイペースで走っている。
いつ走って見かけるということは、毎日これだけ走っているということだな。
大阪と京都を結ぶ自転車幹線道路だ。
今日は無理をしないで走ろう、後二日ある。
時間調整も考慮して枚方大橋の下で休憩。


しばらく走行していると右のふくらはぎに痛みが走る。
サドル調整のレバーが横に飛び出し引っかけてしまった。
そうだ先日サドル調整をしたのだ。
レバーの位置が悪かったようだ、誰にも文句は言えない100%自損事故だ。
守口付近でお昼を回った。
腹がへった、テニスコートのベンチに腰掛け持参したリンゴを食べる。


今日は休憩が多い、5時までに南港だから余裕のよっちゃんだ。
毛馬こうもんから大川沿いを走り、堀川歩道橋に1時過ぎ到着、大阪城が見える。
橋上ではいつも大阪城をバックに観光客が記念撮影をしてる。
昼食はどうするか、谷町筋にでて食事処を探す。
お、吉野屋、この看板は安心だ。並ドン300円
食後大阪城公園で休憩。


大阪に来た外国観光客は必ずやってくのか、やたら外人が多いな。
木陰で腰を下し休憩していると南港に行のを忘れてしまいそうになる。
時間調整もほどほどに、さあ出発だ。
谷町筋を南下、ハルカスの下を通り播磨町で南港通りを右折。
橋を2つ超えれば南港フェリーターミナル、そこからもう一つ橋を超えれてかもめふぇーリーターミナル。
到着したのが3時40分。
ちと早すぎたかな。


港内をうろちょろ、もう乗船待ちのオートバイがいた。
チャリンコはどこに置いたらいいのかとたづねると、ここに一列に並んでと言う。
ここに一列と言ってもそんなに自転車来るのかな。
チャリンコを止めて待合室に入りベンチに座り休憩。
ゆっくり走ったので疲れは少ないが、なんだかほっとしてボケーとしていると、さっそうとヘルメット姿の男性が声をかける。
お互い ”や”。
男はいい、これで意味が通じる。
会うのは2年ぶりだがmailのやり取りをしているので気心は知れている。
ツアーのチケット手配などすべてお願いしているので楽ちんだ。
荷物番で事が進んでいく。
かもめフェリーターミナルには、志布志行と宮崎行が出港している。
志布志行のフェリーにはツアーの旗の下ぞろぞろスーツケースを転がしていく団体さん。
いったい何泊するつもりなのか。
輪行袋を抱えるおじさんもいる。あれで自転車運賃が節約できるのか、ママチャリは輪行袋に入らない。
宮崎行にも団体だ、高校生らしい男女20数名、クラブの試合の帰りなのか。
こりゃ夜はうるさいだろうと覚悟決める。
乗船定刻になったので、バイク待合所に行くとオートバイ3台と自転車2台。
しばらく待つが指示が来ない、乗用車が先のようだ。
ようやく乗船。
フェリーの中での誘導は、車での乗船と同じだ。
しかし最後は違った。
はいここで預かります。
隅っこの柱に毛布をかぶせて括り付けている。
そらそうだろう7510円もとるのだから大事にしてよ。
2等船室に入ると意外とすいてた。
あの高校生たちがいない。まさか。
彼らは2等寝台に入っていた。

夕食はコンビニ弁当。
相棒が訳あってローソン弁当を買っていくと連絡があったので、私も途中で弁当を買って乗船した。
その訳は、身内がローソンやっているので売上協力だそうだ。
う・う・、その気持ちよくわかります。
お弁当を食べ、しばらく中高年の会話が続いた。
右のふくらはぎがヒリヒリ、5cmほどミミズ腫れになっている。
これではお風呂に入れない、残念。寝るしかない。

宮崎現地日帰りプラン13200円と自転車往復7510円で合計20710円
因みにバイクツーリングプランは19500円
なぜ自転車の方が高いのか、需要が少ないので設定がないのだろう。
たびたび利用して自転車ツーリングプランを作ってもらうか、輪行袋の入れるかだな。

眠れるかどうか心配だったが、気が付けば外は明るくなっていた。
このプランには1回朝食が付いている。
和食(ごはん)、洋食(パン)、カレーの3種。
和食だな、ご飯の方が腹持ちがよさそうだ。
あの高校生も食事に来ている。朝からカレーを食べてる元気だ。


8時36分準備ができた。バームも飲んだ。さあ出発だ。
グーグルマップでシュミレーションをし距離を確認していたので、その通りに進めば問題ないはずだ。
順調に市内を抜け出し9時過ぎに220号線側道にでた。
ようやく走り出した感じがする、気持ちいいね。
国道にはフェイニックスが並んでいる、
ここは宮崎南国だ。


青島手前の清武川沿いからか海岸に沿って行くと、数百mは防波堤内の道。
砂が道を覆っている。ハンドルを取られて転倒、走行不能だ。
前輪のタイヤを細くしたのが仇となる。
押して進むしかない。
相棒がこの道行けるの?と聞く。
間違いないと言い切る。
確かに地図では道があった。ここで戻るわけにのいかない、行くしかない。
しばらく進み路面が見え始めた時はほっとした。
砂地を抜けると、すぐに遊歩道に入り、前方左に青島を眺め快適に走行。
おお来た甲斐あったよ、いい景色。




鬼の洗濯岩で鬼はいったい何を洗ったのでしょう。
虎柄のパンツなのでしょうかね。
ここがかって新婚旅行のメッカだったのか。
確か高校生の修学旅行で来たような気もするがまったく記憶がない。
その後ドライブで通過しているが立ち寄ることはなかった。
神社で自転車を押していると、おばさんに声をかけられた。
自転車はこっちに置いて、と指をさしている。
なんとお優しいお声がけ。
そのお言葉に従い自転車を駐輪して参拝。
やはり観光地なのだ、The神社という朱塗りの本殿だ。

10時前に青島神社でサイクリングの安全を祈願して出発。
ここまでは平坦な道だったが、堀切峠までは上りだ。
相棒は私より年上、相棒のペースに合わせようと先頭をお願いしたが、いや元気だ。
ぐんぐん進んでいく。こちらが置いていかれそうだ。
どうも鍛え方が違うようだ。
息を切らして堀切峠。
お、お、絶景だ、地球が丸いぞ。
しばらく下って道の駅フェニックスで休憩。
ソフトクリームの看板に引き寄せられてしまった。
相棒はお茶を買っている。




一抹の不安を抱えて南下を進める。
一気に下りだ、気持がいいけど、これを向かい風で上るとなると半端じゃないな。
帰路は向かい風になりそうだ。
岬をすべて回るつもりをしていたが、なるべく早く目的地まで行き、帰り時間が許せば回りましょと一路鵜戸神社に向けて進むことにした。
いるか岬から瀬崎、鍋崎、何んといいましょう日南海岸パークロード。
絶景、絶景、最高ですね。

しばらく進みトンネルか岬回りかの岐路にきた。
トンネル手前の富士バス停で、バスを待つ土地の方らしいご婦人に相棒がなにやら尋ねている。
鵜戸神社方向を尋ねると、”この正面の道を行ってふたつトンネルを抜け、出たところに集落があってその中の郵便局の手前を左折すると神宮ですよ”と実に簡明なお答えをいただいたそうだ。
相棒は確信をもってトンネルへと進んだ。
ママチャリ自動点灯ライトの私が先頭を行くこととなった。
トンネルには2mほどの柵付きの歩道があり、サイクリングを意識した設計なのか、今の基準なのかどうかかは不明だが、トンネルを抜ける恐怖は少ない。車の量も少ないので排ガスの辛さもさほどない。
起伏がないので楽ちんだ。一気に抜ける。
後日の話だが、トンネルの中で後ろをついて走って行くのが大変だったとか。
実は何となく不安で、早く抜け出したくて息を切らして走っていたのです。





モアイ岬を過ぎると鵜戸神社方向の道路標識。
ガードマンが制止する。
なんと工事で通行止めだ。
新鵜戸トンネルを抜けて戻るようにとの指示。
鵜戸神社入り口には赤い鳥居がありわかりやすい、右手に海を眺めしばらく行くと一気に上り。
この坂はきつい最後にエネルギーがなくなりそうだ。
なんとか12時前に到着。


境内を散策、と言っても海岸沿いを進めばすく本殿。
形式的にお賽銭を入れて手を合わす。
アベックが運玉入れをしていた。最後に跳ねた玉が入って喜んでいる。
”あんな時代もあったのね”。

境内入り口の売店で、食事できますか尋ねると2階がレストランですよ。
外から見ればレストランだと想像はついたが営業しているか定かでなかったので聞いてみた。
自転車を店の前に止めようとすると、店のおばちゃんが、そこ止めたらお客さんにじゃまやね、向こうに止めと指をさす。
やさしい言葉に従って駐輪する。
階段を上がると左右に部屋があり、一部屋は団体専用のようだ。
ひと気のある部屋に入ると、そこにも団体客の準備がしてある。
ここは観光地なのだな。
券売機で先払いだ。
何がおいしいかと尋ねると、チキン南蛮を勧める。
どのメニュウーも切りのいい値段だ1000円。
すすめるだけあって早く出てきた。
お味は結構いけますね。


向かい風が気になるので早めに12時40分出発。
時間があれば帰りに岬を回ると言いながら、二人して、向かい風を避けてトンネルでショートカットすることをごく自然に受け入れていた。
3kmほど短くなった。
それだけではない、岬の起伏も回避できたので思いのほか早かった。
堀切峠もトンネルを使い220号線青島パーキングで休憩。
展望台からの眺めは眼下に青島が望めて絶景。
ここも観光地だな外人のグループが楽しんでいる。
ふと南を眺める薄黒い雲がロート状に垂れています。
鵜戸神社あたりかな。
あれ、あのまま地上までのびれば竜巻じゃないの。
TVのニュースで見るのと同じだな。雲が生きてる感じだ。



予定より早く4時に港に戻ってきた。
ターミナルの2階の休憩室で船を眺め缶コーヒを飲みながら休憩。
早く港に着けば、夕食は宮崎コーチンの店に行く予定だったが、なぜか動かない。
船内で食べることにした。


帰りも船内の混み具合はさほどでもない。ほぼ同じ席に着いた。
足の擦り傷も触れば痛む程度なので、まず風呂に行くことにした。
洗い場は満員だ。足を上げて湯船に浸かるが、リラックスできない。
船の湯船は波が立つ。
足を上げていてもお湯がかかり、お・お・痛いがな。
シャワーを浴びて終わりにしよう。
でもさっぱりした。疲れが取れた感じだな。
相棒も交代で風呂に出かけた。
風呂上がりのビールがなんと美味しいこと。


夕食はバイキング
今日のサイクルコースを振り返り、次のコースはどこがいいかななどと話しながらの食事。
チキン南蛮、イカ刺身、鰹タタキ、から揚げ等など、消費カロリーより多く摂取したのは間違いない。満腹だ。


部屋に戻り中高年の会話が続く。
心地よい疲労感で床に就く。

朝食を済ませて、8時前に下船。
かもめ大橋を過ぎて相棒と別れる。
市内はちょうど通勤時間。
お昼と違って慌ただしい。
自転車がやたらと多い。
信号が赤でも車の切れ目があるとそのまま進む。
千日前筋を赤信号で渡るお姉ちゃん。
そのまま右側車道を進んでいく。車来たがな。
車がスピード落としてる。
なんと・・・。
大阪は通勤や通学に自転車を使う率が全国で一番らしい。
これが普通なのだ。
大阪城で休憩。
毎朝公園の掃除も大変だな。
でもおじさん、もう少しきっちり掃いたらどう?。
大川沿いから淀川河川敷、今日は急ぐこともない昼食までに着けばいい。
12時10分自宅到着。
自宅でお昼を食べて一日が終わった。
相棒は9時15分に帰り畑の世話に出かけたそうな。